HOTEL&GOURMET-LOVE♪。　＆　　　　　　　使えない元債権回収屋さんの回収日記

回収日記パート７

第七話　僕が被害！出会い系の架空請求
今回は僕の被害状況をお伝えします。いつも請求してる話ばかりなのでたまには請求されてるお話を・・・ちなみに僕は出会い系してませんよ（笑）夏頃の出来事です。僕が仕事（その日は夜勤）から帰り眠りにつこうとした、昼ごろです。僕の携帯に見知らぬ携帯番号から着信が・・・。『はい、もしもし？』すると若い女性の声で『そちらは０８０ｘｘｘｘｘｘｘｘ（僕の番号）様でよろしいですか？』はあ？その番号にかけたのはお前だろ？まあいいか『はいそうですよ。何ですか？』『以前お客様がご利用した出会い系サイトのご利用代金が未払いのままとなっております。至急お支払いいただけますか？』『あの？僕は使ったことありませんが？』『いえいえ、ご利用された履歴もちゃんとログが残っておりますし、お客様のその携帯からのご利用ですから、間違いはありませんよ？』眠いので段々イライラしてきた！『バカか、お前は？どこのサイト?払う気なんてないけど?』『出会いラブと即アポという二つのサイトです。お支払い頂けない場合は管轄裁判所から訴訟を提起することになり、お客様の信用も堕ちることになりますが、よろしいですか？』慣れていない子っぽかったのでちょっとからかってあげることにしました。『えっと、裁判所で何するんですか？僕は逮捕されちゃったりしますか？』『そうですね、お支払いいただけない場合はそういう事もあるかもしれませんね。』『そうなんですか。いくらなんですか？滞納してるのは』『２サイトともに悪質扱いになっており、調査料など含めまして、合計２７万円になります。さらにお支払いいただけない場合には利息などがかかってしまいますが、いつお支払いいただけますか？』呆れてきたし、眠いのがピークなのでそろそろおしまいに『えっと、裁判所とはどこの裁判所ですか？』『あなたのお住まいの管轄裁判所ですよ。』『だからどこの？俺がどこに住んでるのか知ってるの？』『・・・少々お待ち下さい。』きっと男に代わるな・・・とやっぱり『おいこら！お前使ったもんは払わんかい！裁判所から通知が行ったらお前終わりやぞ！』この一言でこの子達は初心者と見抜きました（笑）『ちなみに、裁判所からどんな書類が着くんですか？』『裁判所から小額訴訟の通知が行くからよ。楽しみに待っとけよ！』『小額訴訟の申立ての仕方知ってます？僕は一応専門なんですけど？』少し沈黙して・・・『そんなの弁護士に頼んでるからよ！お前の家庭メチャクチャにしたるぞ！』『別に訴えられてもメチャクチャにならないし、僕の住んでる場所知ってますか？』『あぁ、知ってるぞ！今から行ってやろうか？』『えっ！知ってるの？じゃあ来て下さいよ！駅まで着てくれたら迎えに行くから。っていうか、そちらへ行きましょうか？その方が早いでしょ？住所と連絡先、それと会社名教えてください！今日は空いてるから、近くならすぐ行きますよ！』『誰がお前に住所なんて教えるんだ！会社は○○興業だ！会社は神田だ！』『それだけじゃいけないでしょ！住所教えてくれないと行けないんですけど？』『来る必要なんてねぇよ！裁判所からの通知が来るのを楽しみに待っとけよ。』会話が終わりそうなので一言『じゃあ分かりましたけど、法的用語使って架空請求するんなら、勉強したほうがいいですよん。教えてあげましょうか？小額訴訟は訴訟の簡略化して一度に決めるものでありまして、当然相手の住所や氏名、それと使用した証拠などが確定していないと・・・・』と話している最中に電話切られました。頭来たからこちらからさらに折り返し。『今、電話切れちゃったようですね。で、続きなんですけ・・・』また、切られました(+_+)嫌われちゃったのでしょうか？あれから、半年程経過しましたが、当然裁判所からは通知が来てません。良かった良かった。